この記事では、ひざの痛み(変形性膝関節症)でお悩みの方に向けて、けんたろう鍼灸整骨院の院長・小篠健太郎が、膝に良くない座り方・立ち方・歩き方・ 寝方などについて解説します。
膝が痛くなると、ただ歩くだけでも つらくなり、大きなストレスになってしまいます。これを避けるために、普段から膝の負担を減らす方法をご紹介したいと思います。
膝を痛めないための座り方のコツは?
膝に良い座り方はやはり椅子に座ることですが、どうしても床に座らなければならない場合もあります。
床に座るときは、体育座りがベスト!
そんな時は、体育座りか足を投げだす座り方をお勧めします。このどちらかを意識して座れば膝痛は防ぐことができます。
ただし、座るときに背中が丸くなってしまうと、腰痛を引き起こす危険もあります。
床に座る時は、座椅子や壁など何か寄りかかれるものを探しましょう。
正座・横座り・あぐらはNG!
膝に悪い座り方は「正座」「横座り」「あぐら」です。
ひざを痛めない立ち方(姿勢)とは?
立つ時の姿勢は普段はあまり意識しませんが、実はこれも膝に影響を与えてしまいます。適切な立ち方でなければ、ただ立っているだけでも膝への負担は大きくなってしまうのです。
立っている時は重心がずれないように注意!
なによりも注意したいのは、立つ時に重心がずれないことです。
猫背だったり反っていたりすると、左右で重さが合わず膝に負担がかかります。この姿勢は腰にも悪いのでなるべく正しい立ち方をしなければなり ません。
重心がずれない立ち方をするには背筋を伸ばすことが大切です。
顎をひくようにして頭から引っぱられているようなイメージ で立つと自然に背筋が伸びてきます。 この時は足の指でも重心を意識しましょう。 足の親指の付け根に重心を置くようにすると、膝の負担をより軽減できます。
背筋が曲がった姿勢はNG!
膝を傷める可能性が高い、悪い立ち方は背筋が曲がっていることです。
前傾になる猫背はもちろんですが、反ったような不自然な姿勢にも気をつけましょう。
ただし、姿勢を意識するあまり膝をまっすぐ伸ばしすぎるのは、逆に膝への負担が大きくなるのでやめましょう!
ひざを痛めない歩き方のコツは?
足をしっかり動かして歩く!
『歩く』という行為は膝を使わなければできません。
これが不自然なものだと膝を痛めてしまうのです。 そうならないための歩き方で重要なのは「股関節で歩く、ということ」です。
これは要するに足をしっかり動かして歩くということであり、膝への負担を少なくしてくれます。
まずは正しい姿勢で立ち(背筋を伸ばして顎を引く)、やや大股になることを意識しながら、手を振って歩いてみましょう。
膝から下だけで歩くのではなく、脚もしっかり動いてかかとから地面につくようになっていれば正しい歩き方と言えます。
これは頭や体がフラフラと動かず見た目もきれいな歩き方になります。
膝だけを使わず、股肉節を動かすことで過剰に負荷がかかることを避けられるのです。
すり足のような歩き方はNG!
膝から下で歩く『すり足』のような歩き方はやめましょう。
これは脚だけで歩いている状態であり、非常に負荷が大きくなってしまいます。
この歩き方をする方の特徴として「猫背が多い」というものがあります。
寝る時の姿勢も大事!
横向きで寝る時はクッションを足の間に挟みましょう。
なるく脚に近いところにはさめば股関節が安定するため、膝に負担がかかりません。 膝が伸びすぎているのも悪い寝方になります。
また、体がフィットしつつも沈み込みすぎないちょうどよい硬さの布団を使いましょう。
膝の痛みを改善するためのセルフケア動画公開中!
この記事では、「膝痛」についてのお話を書かせて頂きました。
数ある関節のうち、膝は最も痛めやすい部位といわれています。 座り方、立ち方、歩き方に意識して膝に負担をかけないようにしましょう。
膝の痛みを改善するためのセルフケア方法について、動画で詳しくご紹介しています。
膝の痛みでお悩みの皆様へ
大阪府交野市のけんたろう鍼灸整骨院では、ひざの痛み改善の施術を行っています。
「痛くて動けない!」「今すぐ診て欲しい」という方は、お電話かLINEでお問い合わせください。
けんたろう鍼灸整骨院(大阪府交野市)
院長・小篠健太郎
・国家資格柔道整復師保持者
・国家資格鍼灸師保持者